ニコ・ヒュルケンベルグ、今季限りでハース離脱。来季はザウバーから参戦へ
ヒュルケンベルグは、一時F1のシートを失っていたものの、2023年にハースからF1復帰。この年は入賞がオーストラリアGP7位、オーストリアGPスプリント6位の計2回に終わったものの、今季はすでに3度の入賞で4ポイントを獲得。チームにとって非常に重要な役割を果たしている。
小松礼雄チーム代表は、ヒュルケンベルグについて次のように語った。
「ニコのチームへの貢献に感謝します。彼がここにいる間、彼は素晴らしいチームプレーヤーでした。彼は素晴らしいチームプレーヤーであり、一緒に仕事をしていてとても楽しい人物でした」
「彼の経験とフィードバックは、我々の総合的なパフォーマンスを向上させる上で非常に貴重なものであり、それは今シーズンのVF-24での予選と決勝のパフォーマンスを見れば明らかです」
「今年のレースはまだまだ続くので、2024年シーズンの残り期間中、彼のインプットから引き続き恩恵を受けることを楽しみにしています」
ヒュルケンベルグの離脱により、来年のハースのシートが一席空き、フェラーリのリザーブドライバーであるオリバー・ベアマンのF1挑戦の道が開けることになる。ベアマンは今年のサウジアラビアGPでカルロス・サインツJr.(フェラーリ)の代役を務めた際に好印象を残しており、2025年にF1へステップアップするとの見方が強い。
一方、ヒュルケンベルグのハース離脱が決まった直後、来季からザウバーに移籍することが発表された。
ザウバーを買収する形で2026年からF1に参戦するアウディは、有力なドライバー獲得に向けて市場を注視していた。
その有力候補として、ヒュルケンベルグとサインツJr.が浮上。レッドブルやメルセデスに移籍する可能性が取り沙汰されているサインツJr.はまだ他の選択肢を検討しているようだが、ヒュルケンベルグはアウディでの将来を約束されたと見られている。
ヒュルケンベルグは来季ザウバーに移籍し、そのまま2026年のリブランドを迎える予定だが、そのチームメイトが現在ザウバーに所属しているバルテリ・ボッタスや周冠宇になるのか、それとも他のドライバーになるかは分かっていない。