現地30日のG1ドバイシーマクラシックでオーギュストロダンに騎乗するR.ムーア騎手が、強敵として日本の3冠牝馬リバティアイランドを警戒している。

 ディープインパクト産駒の4歳馬オーギュストロダンは昨年、英愛のダービーを連勝し、秋にはアイリッシュチャンピオンステークス、ブリーダーズカップターフを制した。

 ムーア騎手はオーギュストロダンがこれまで騎乗した馬の中でもベストの1頭と絶賛しつつも、ライバルたちを過小評価するのはかなり愚かだと大手ブックメーカー『ベットフェア』のインタビューでコメント。

 特に昨年に日本で牝馬三冠を制し、ジャパンカップではイクイノックスの2着だったリバティアイランドについては「今回は5ポンド(約2.2キロ)の斤量差があるが、これはかなり大きい」と語った。

 またムーア騎手は2022年の二冠牝馬で、通算12戦で全て3着以内の堅実派スターズオンアースにも言及。「前売りオッズでは11倍となっているが、私にはそれが理解できない。彼女のフォームはリバティアイランドによく似ているが、リバティアイランドは2.75倍でスターズオンアースは11倍。もし彼女らがマッチレースをすれば、オッズ差が1倍以上になることはないだろう」と、スターズオンアースが過小評価されていると示唆した。