米G1サンタアニタダービー(3歳、ダート9ハロン)が現地6日にサンタアニタパーク競馬場で行われ、2番人気のストロングホールドが1番人気のイマジネーションをマークして運ぶと、直線で一騎打ちに持ち込み叩き合いをクビ差で制した。

 逃げ馬から離れず2番手追走のイマジネーションに対し、ストロングホールドは2馬身余り後ろの4番手を追走して第3コーナーから接近。3番手追走の6番人気イージェイウォンザカップとの間に馬体をねじ込むようにしてイマジネーションに並ぶと直線半ばから2頭で抜け出し、粘るイマジネーションをねじ伏せた。さらに3馬身1/4差の3着にイージェイウォンザカップが続いている。

 ストロングホールドはP.ダマート調教師が管理するゴーストザッパー産駒の牡馬で、昨年10月にデビュー2戦目で勝ち上がり。その後にボブホープステークス、ロスアラミトスフューチュリティと重賞で2着を続け、明け3歳初戦の前走で重賞初制覇(サンランドパークダービー)を飾っていた。これで通算6戦3勝(2着3回)としている。

 ケンタッキーダービーへ向かう西海岸最大の前哨戦であるサンタアニタダービーだが、近年は2018年のジャスティファイを最後に本番を勝てていない。そのジャスティファイも薬物使用によりサンタアニタダービーでの記録が1位入線から失格とされている。