横須賀市は23日、フリーマーケットアプリ「メルカリ」内に市役所内で不要になった備品などを出品する店舗を開設した。使えるもののリユース(再利用)を推進するとともに、市で雇用している障害者に対して出品作業をすることでスキルアップを図り、一般就労につなげる狙いもある。

 メルカリによると、「メルカリショップス」に自治体が店舗を持つのは同市を含め33自治体で、神奈川県内では2例目。障害者の職員と連携するのは初めてという。

 これまで市役所や市立学校などで使われた電化製品や家具類などの備品は廃棄されたり、庁内で再利用されたりしていたが、さらにリユースを推進するためメルカリの活用を決めた。

 出品第1弾は横須賀ゆかりのデザインが施されたマンホールふた(4千円)や市立学校で使われていた机やいすセット(同)、東京五輪記念スカジャン(3万5千円)など18点。売り上げは一般会計に繰り入れ、「環境関連に使いたい」(上地克明市長)としている。