3月10日、阪神競馬場で行われた桜花賞トライアルG2・フィリーズレビュー(芝1400m)は、伏兵エトヴプレが逃げ切って波乱。桜花賞への優先出走権を獲得した。

フィリーズレビュー、勝利ジョッキーコメント
エトヴプレ
藤岡佑介騎手
「(見事な逃げ切り勝ちでしたね)逃げようとは思ってなかったですね。行く馬行かせてその後とっていうイメージだったんですけども、押し出される形で行ったんで、このペースなら粘れるなと思って3コーナー入りました。少し慌てて追い出すと、最後うちにもたれるとこがある馬なので、ハナ行ってじっくり追い出せた分、最後の1ハロンほんと止まらずに伸びたっていう感じでした。1200の時から1400に伸びて良さそうだなっていうイメージの馬だったので、ここに向けて賞金も加算できていたので、じっくり調整できましたし、かなり自信はありました。走っていないのでやってみないと分からないですけど、乗った感触的にはもう1400ギリギリかなっていう感じなので、その辺が課題だとは思います。良いパフォーマンス出せたと思いますし、まだまだ楽しみな馬なので、これからも応援してあげてください」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 3月10日、阪神競馬場で行われた11R・フィリーズレビュー(G2・3歳オープン・牝・芝1400m)は、藤岡佑介騎乗の11番人気、エトヴプレ(牝3・栗東・藤岡健一)が勝利した。3/4馬身差の2着に1番人気のコラソンビート(牝3・美浦・加藤士津八)、3着に12番人気のセシリエプラージュ(牝3・栗東・中村直也)が入った。勝ちタイムは1:20.1(良)。

 2番人気で菱田裕二騎乗、バウンシーステップ(牝3・栗東・高橋亮)は4着、3番人気で鮫島克駿騎乗、シカゴスティング(牝3・栗東・庄野靖志)は12着敗退。

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3着までに桜花賞権利

 藤岡佑介騎乗の11番人気、エトヴプレが逃げ切って桜花賞の権利を獲得した。レースではスタートからハナを切ってマイペースの形に。断然人気のコラソンビートがマークするように直線で追いかけたが、脚色衰えることなくまんまと押し切った。このレースの3着馬までに桜花賞(4月7日・阪神・G1・芝1600m)への優先出走権が与えられる。

エトヴプレ 6戦3勝
(牝3・栗東・藤岡健一)
父:Too Darn Hot
母:Nahoodh
母父:Clodovil
馬主:H.H.シェイク・ハムダン
生産者:Godolphin

【全着順】
1着 エトヴプレ 藤岡佑介
2着 コラソンビート 横山武史
3着 セシリエプラージュ M.デムーロ
4着 バウンシーステップ 菱田裕二
5着 オメガウインク 岩田望来
6着 ロゼフレア 団野大成
7着 カルチャーデイ 酒井学
7着 ドナベティ 坂井瑠星
9着 マーシーラン 和田竜二
10着 レディマリオン B.ムルザバエフ
11着 ポエットリー 永島まなみ
12着 シカゴスティング 鮫島克駿
13着 ジューンブレア 武豊
14着 オアシスドール 松若風馬
競走除外 キャンシーエンゼル 松山弘平