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 土曜日に行われたFCシャルケ04vsアイントラハト・フランクフルト戦では、試合中のみならず試合後もまた白熱した光景が見られた。アイントラハト・フランクフルトは、シャルケでのアウェイ試合後の出来事に対して声明を発表し、一部のサポーターに対する措置を発表している。「アイントラハト・フランクフルトは、昨日のシャルケ04とのアウェイ試合後、ゲストセクターの一部の人々から発生した暴力行為を厳しく非難し、セキュリティ当局の捜査を支持します」

 このような声明を日曜日にフランクフルトが発表した背景には、一部のフランクフルトのサポーターがバリケードを乗り越え、シャルケのファンとの間でトラブルが発生したということがあり、アイントラハトのフィリップ・レシュケ取締役は「ライバル関係や感情に関わらず、このような行動に正当化はありません」と非難。なお警官隊の強力な配備により暴動の激化は防ぐことには成功。その後にフランクフルトのファンメンバー10人に対して刑事手続を開始したことを発表した。

 またフランクフルト側では特に、今回の暴動で女性の救護員が負傷した点を問題視しており、「具体的な状況に関する情報がまだ不足しているものの、私たちは救護員が被害を受けたことを非常に残念に思う。救助に従事する人々への攻撃は特に非難すべきだ」とコメント。またクラブは今後、警察などの安全機関と緊密に協力し、「当事者を特定し、適切な措置を講じるために、責任を追及することを強く意識している」と述べている。

 なお両クラブの監督は、スタジアムで起きた事件を知らなかったとのことで、試合後の記者会見でこのことを聞かれた両氏は驚きを表情を浮かべつつ、シャルケのトーマス・ライス監督は「私は選手とハイタッチしていたので、何も見ていない」とコメント。オリバー・グラスナーも驚きをみせながら、「我々はすでにインタビューに答えていた」と語った。