2023年5月15日、トヨタのインドネシア法人はトヨタ新型「ヤリスクロス」を世界初公開しました。日本で展開されるヤリスクロスとは大きく異なるクルマのようです。

日本とは別物!? “大きい”新型「ヤリスクロス」が世界初公開

2023年5月15日、トヨタのインドネシア法人はトヨタ新型「ヤリスクロス」を世界初公開しました。

 国内でヤリスクロスといえば、コンパクトカー「ヤリス」の資質を継承する新たなSUVとして登場したコンパクトSUV。日本のみならず欧州やオーストラリアでも展開されるヤリスクロスですが、今回新たにインドネシアで世界初公開された新型ヤリスクロスは、デザイン、ボディ(シャシ)が異なるモデル。コンセプトは「ソリッド&ダイナミック」だといいます。

 ボディサイズは、全長4310mm×全幅1770mm×全高1615mm、ホイールベース2620mm、最低地上高は260mm。

 これは、国内で販売されるヤリスクロス(全長4185mm-4200mm×全幅1765mm×全高1580mm-1590mm、ホイールベース2560mm、最低地上高160mm-170mm)よりもかなり大型化されており、トヨタのインドネシア法人は“コンパクトなミディアムSUV”としています。

 内外装を見ても、日本向けのヤリスクロスとは異なるデザインを採用しています。

 エクステリアは、ボリューム感あふれる精悍なボディと特徴的なキャラクターラインが、重厚な佇まいを表現。傾斜したルーフデザインとワイドフェンダーの組み合わせにより、サイドから見ても重厚感と安定感のあるシルエットを実現しています。

 インテリアでは、スポーティな雰囲気を醸し出すとともに、高級感を与えるワイドでソフトなダッシュボードパネルを採用。シートなどには青いステッチが施され上質感を高めています。

 また、電動サンシェード付きパノラマガラスルーフや、同市場ではクラス初の電動シートアジャスターも装備されます。

 パワートレインには、最高出力96馬力・最大トルク138Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載する純ガソリンエンジンモデルと、システム最高出力111馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒エンジン+モーターのハイブリッドモデルの2種類を用意。

 トランスミッションは、純ガソリンエンジンモデルでは5速MTもしくはCVTを選択可能で、ハイブリッドモデルでは電気式無段変速機が採用されます。

 安全装備には、オートブレーキホールド付き電動パーキングブレーキ(EPB)、6エアバッグ、パーキン センサー、ヒルスタートアシスト(HSA)、ビークルスタビリティコントロール(VSC)、クロストラフィックアラート(RCTA)およびブラインドスポットモニター(BSM)、パノラマビューモニター機能などが装備されます。