日産が2007年から発売している「GT-R(R35)」ですが、過去に海外の企業がオフロード仕様を発売しました。その名も「ゴジラ」と付けられたモデルとはどのようなものだったのでしょうか。

まさか…! ゴジラと名付けられた日産「GT-R」とは

 日本が誇る映画として「ゴジラ」が挙げられますが、そんなゴジラの名を冠したモデルがかつて誕生しました。
 
 日産「GT-R(R35)」をベースに製作されたモデルには、どのような特徴があるのでしょうか。

 過去にゴジラの名を冠したモデルを製作したのはClassic YOUNGTIMERS CONSULTANCYというオランダの企業です。

 この企業は、これまでベントレー「コンチネンタルGT」やランボルギーニ「ガヤルド」もオフロード化しており、GT-Rは第3弾だといい、その名称は級の存在感「GT-R Offroad “Godzilla 2.0″」となります。

 この名称はGT-Rが海外を中心に「ゴジラ」という愛称で呼ばれていることが由来となっているようです。

 ゴジラ2.0は、ホワイトのボディカラーにレッドとグレーを合わせた迷彩柄を採用。さらにフロントには丸い大型LEDフォグランプや、ルーフ先端に横長LEDライトを装着することでドライバーの視認性を高めました。

 サイドでは、ホイール&タイヤを大径化する他、張り出した前後オーバフェンダーがオフロードテイストを高めています。

 さらに、サスペンションを変更することで、最低地上高は純正より120mmアップした230mmと走破性を向上させました。

 同時にホイールやタイヤもひと回り大きくしているため、それに伴いホイールアーチとマッドガードも変更。加えて、はみ出た部分を覆うためオーバーフェンダーも装着されました。

 またルーフには積載力を高めるルーフレールを装着し、悪路走行に備えてスペアタイヤを搭載しています。

 パワートレインは、3.8リッターV型6気筒エンジンは標準仕様485馬力(2009年当時)から600馬力以上に拡大。

 これにより0-100km/h加速2.5秒、最高速度330km/hを誇っているといいます。

 なお、発表当時の価格は9万5000ユーロとなり、2023年5月現在の日本円で約1411万円です。

 しかし、前述のClassic YOUNGTIMERS CONSULTANCYは、現在Kaeve Carsというクラッシクカーを中心とした販売会社となっており、ゴジラ2.0は購入出来ないようです。