2024年2月29日、日産の中東法人はアラブ首長国連邦・ドバイで、大型SUV「パトロール スーパーサファリ」の特別仕様車「アル・オストゥーラ」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

日産新型「パトロール スーパーサファリ アル・オストゥーラ」発表

 2024年2月29日、日産の中東法人はアラブ首長国連邦・ドバイで、大型SUV「パトロール スーパーサファリ」の特別仕様車「アル・オストゥーラ」を発表しました。

 パトロールは日本で「サファリ」の車名で2007年まで販売されていた大型SUV。現行モデルは2010年に登場した6代目ですが、中東ではオフロード性能に優れた5代目の人気が高く、2016年に「パトロール スーパーサファリ」として復活し、継続販売されています。

 パトロール スーパーサファリは3ドアもラインアップされていますが、今回ベースとなったのは、ロングボディの5ドアモデル。ボディサイズは全長5080mm×全幅1940mm×全高1855mm、ホイールベースは2970mmです。

 4.8リッター直列6気筒ガソリンエンジンはバルブタイミングコントロールと電子制御可変吸気コントロールシステムを搭載し、最高出力283ps、最大トルク451Nmを発揮。

 5速ATまたは5速MTを組み合わせ、卓越したパフォーマンスを提供します。

 アラビア語で「伝説」を意味する「Al Ostoura(アル・オストゥーラ)」と名付けられた特別仕様車は、砂漠の風景からインスピレーションを得た内外装のデザインを特徴としています。

 リアピラーとエンジンには、パトロール スーパーサファリのシルエットとともにアラビア文字で「Al Ostoura since 1951」と刻まれた特別なバッジを装着。スペアタイヤカバーやフェンダーガーニッシュ、センターコンソールのバッジやフロアマットなどにも砂漠をモチーフとしたデザインが施されています。

 また、電動パワーステアリングを装備。低速域では優れたコントロール性を、高速域ではしっかりとしたハンドリングを実現します。

 さらにクルーズコントロール、タイヤ空気圧モニタリングシステム、ビークルダイナミクスコントロール (VDC)なども装備。オンロードとオフロードともに安全・安心なドライビングをサポートします。

 中東日産サウジアラビアのティエリー・サッバーグ社長は、「特別仕様車アル・オストゥーラは、パトロール スーパーサファリの集大成となるモデルです。パトロール スーパーサファリを単なるクルマとしてではなく、地域の生活に欠かせない大切なものとしてくれた人々へ、感謝の気持ちを表現しました」と述べています。