ホンダがインドネシアで2月に公開したコンパクト3列SUVの「BR-V N7Xエディション」について、国内ユーザーから大きな反響が集まっています。どのようなクルマなのでしょうか。

ホンダ新型「コンパクト3列SUV」初公開に反響

 ホンダは、コンパクト3列SUVの「BR-V」の新たな特別仕様車「N7Xエディション」を、2024年2月開催のインドネシア国際モーターショー2024(以下IIMS2024)で初公開しました。
 
 日本未導入のモデルだけに、国内ユーザーから「熱望の声」が多数寄せられています。

 BR-Vは比較的コンパクトなサイズながら、3列7名乗りのSUV。現行モデルは、2021年9月に6年ぶりの全面刷新を実施した2代目です。

 ボディサイズは全長4490mm×全幅1780mm×全高1651-1685mmと、国内で販売されているクルマで言えばトヨタ「カローラクロス」と同等のサイズ感。

 この小さなボディに3列シートをレイアウトし、前から2席+3席+2席の計7人乗りを実現しています。

 外観は、実際のサイズ感より一回り大きく感じられる大胆なスタイリングが特徴的。

 パワートレインには、最高出力121馬力・最大トルク145Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションは6速MTもしくはCVTが選択可能です。

 そんななか、2024年2月中旬に開催されたIIMS2024にて、BR-Vの新たな特別仕様車「BR-V N7Xエディション」が初公開されました。

 ちなみに「N7X」という車名は、現行BR-Vのもととなったコンセプトカーの名称で、「New 7-Seater eXcitement」の略です。

 N7Xエディションのエクステリアは、フロントアンダースポイラーや、サイドアンダースポイラー、ダーククロームエンブレムなどで構成された、新型専用エアロキットを装備。

 サイドにはブラックのLEDウインカー付き電動格納式ドアミラー、ドアハンドル、ホイールアーチなどが装備され、スポーティな印象を与えます。

 また今回ボディカラーには、専用色として「サンドカーキ パール」が用意されました。

 インテリアには、全席ブラックのレザーシートを採用し、よりスタイリッシュな雰囲気を演出。ステアリングホイールやシフトレバーもブラックの本革巻きとし、高級感を高めています。

 先進安全装備には、Honda SENSINGを搭載。衝突被害軽減ブレーキ、オートハイビーム、車線維持支援システム、先行車逸脱警報システム(LCDN)、路外逸脱軽減装置(RDM)、アダプティブクルーズコントロール(ACC)をはじめ、様々な先進機能が含まれます。

 価格は、3億1940万ルピア(約306万円)から、3億6340万ルピア(約348万円)までです。

 今回の特別仕様車の登場に日本ユーザーからは、「かっこいいなー」と惹かれる声や、「日本にも出してくれ?」「日本に導入しても結構な売れ行きになると思うんだけどなあ」と日本導入を熱望する声なども多く集まっていました。