中国・深センで開催されたカスタムカーの祭典で、「フィット 無限エディション」第2弾が披露され、そのまま発売開始となりました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。また、どんな反響があるのでしょうか。

スポーティスタイルの第2弾

 中国・深センで開催されたカスタムカーの祭典で、「フィット 無限エディション」第2弾が披露され、そのまま発売開始となりました。
 
 いったいどのようなクルマなのでしょうか。また、どんな反響があるのでしょうか。

「フィット 無限エディション」第2弾が出展されたイベントは、2024年3月7日、ホンダと広州汽車の中国合弁会社「広汽本田汽車」(以下、広汽ホンダ)に開幕したカスタムカーの祭典「2024 Shenzhen International Custom Modified Car Trade Exhibition」です。

 フィット無限エディションは、ホンダ車のアフターパーツを専門に手がける「無限」ブランドの各種パーツをまとった、スポーティなドレスアップモデルです。

 初代は2022年に新グレードとして販売開始。日本のフィット向けの無限アクセサリーともやや異なるデザインで、精悍な雰囲気を醸し出しています。今回は、それが一部アップグレードされて再販となった形です。

 無限エディション専用パーツとなるのは、フロントアンダースポイラー、フロントグリルガーニッシュ、サイドスカート、リアアンダースポイラー、大型リアウイング、15インチアルミホイール、無限エンブレムなど。

 やはり日本のフィット向け無限パーツとはデザインが若干異なり、尖った印象を受けます。

 2021年発売の従来型はヘッドライトがハロゲンでしたが、今回の新型はLEDになっています。さらに、もともとボディと同じカラーリングだったフロントグリルガーニッシュは、黒に変貌。グリルとの一体感が強まり、さらに精悍な雰囲気であるのが特徴です。

 パワーユニットは1.5リッターガソリン・CVT車のみの設定で、ハイブリッドのe:HEVモデルは展開されていません。エンジンは最高出力118ps・最大トルク142Nmを発揮します。

 ちなみに、フィットそれ自体も、中国仕様は全グレードを通して、日本仕様よりスポーティな仕立てとなっています。標準仕様として、日本でいうスポーティグレード「RS」が設定されている格好です。

 フィット無限エディションの価格は9万7800元(約205万円)で、2トーンカラー仕様は10万800元(約211万円)となります。

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 この「ハイスポーティモデル」なフィットに対し、現地のネット上では、「とてもスタイリッシュ」「一目見て心が掴まれる」「精巧で高級感のあるエレガントなクルマ。本気で欲しいです」と歓喜の声も。

 日本のSNSでは「MT出してほしいな」「マニュアルを用意するだけでもっと売れるはずなのに…」など、MT車の復活をいまだ望む声が多数上がっていました。