連合は22日、今春闘での傘下労働組合の賃上げ要求に対する企業側回答について、2回目の中間集計を公表した。平均月額1万6379円で賃上げ率は5.25%だった。3月中旬の1回目の集計(5.28%)とほとんど変わらず、この水準を維持すれば、1991年以来33年ぶりに5%台の賃金アップが実現する。

 連合によると、21日午後までに計1446労組への回答を集約した。このうち1237労組はベースアップ額が明確で、平均月額1万1262円、率は3.64%だった。

 組合員300人未満の中小企業777労組は、賃上げ率4.5%、平均月額1万1916円で、いずれも1回目の集計より、わずかに上昇した。