10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比191円32銭安の3万9581円81銭。8、9日の2日間で800円近く上昇したため、当面の利益を確定させるための売り注文が優勢となった。

 東証株価指数(TOPIX)は11.90ポイント安の2742.79。出来高は約14億6300万株。

 前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が下落したのも、幅広い銘柄で売りを誘う一因となった。

 相場への影響が大きい半導体関連銘柄が買われ、平均株価は下げ幅を60円余りまで縮める場面もあった。米消費者物価指数の発表を日本時間10日夜に控え、様子見ムードも強かった。