全国で47ある民間AMラジオ事業者のうち、IBC岩手放送など13社が2月1日から来年1月31日の期間内に放送を一時休止する。AMの維持費負担が重くなる中、より低コストのFMへの転換などを検討する上で、聴取者への影響を検証するのが狙い。休止する期間やエリアは事業者によって異なる。

 総務省は昨年11月の放送免許更新に合わせて、休止を希望する事業者に対して地域住民への周知などを要件に特例として認めた。休止期間中は、FMによる補完放送(ワイドFM)やネット配信サービスなど代替手段を講じる必要がある。今回の検証結果を踏まえ、各事業者がAM廃止やFM転換について検討を進める。