【ジュネーブ共同】国際柔道連盟がロシアとベラルーシの選手を個人資格の「中立」選手として世界選手権(7日開幕・ドーハ)への出場を容認したことを受け、ウクライナが同大会をボイコットする見通しになった。1日までにAP通信が報じた。ウクライナ政府は両国選手が参加する大会に、代表チームが出場することを禁じている。

 世界選手権のエントリー選手リストには4月30日時点でロシア、ベラルーシの選手計20人が名を連ねている。柔道のロシア選手は軍との関わりが深いとされており、東京五輪銅メダルのウクライナのダリア・ビロディドはインスタグラムで「テロ国家の軍人の国際大会参加は容認できない」と批判した。