柔道のアブダビ世界選手権(5月)の日本代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権(全日本柔道連盟主催、西日本新聞社など共催)は6日、福岡市の福岡国際センターで開幕し、男子60キロ級は近藤隼斗(パーク24)=佐賀県武雄市出身=が初優勝を果たした。

 近藤が悔しさを晴らし男子60キロ級で初優勝を果たした。前回大会では思わぬ1回戦敗退。その後は出場した大会で結果が出ない日々が続いた。

 「昨年のこの大会が一番苦しい時期のスタートだった。何をやってもうまくいかない。ここで勝ちたかった」。今春から社会人となり、新たな気持ちで大会を迎えた22歳は、目標のロサンゼルス五輪出場へ思いを強くした。