世界陸連(WA)は10日、パリ五輪の金メダリストに賞金5万ドル(760万円)を贈ると発表した。国際競技団体で初の試みという。全48種目で実施し、リレー種目はチームに5万ドルを授与。賞金総額は240万ドル(約3億6500万円)で、国際オリンピック委員会(IOC)から4年ごとに受け取る配分金から捻出するとしている。

 2028年ロサンゼルス五輪では、銀メダルと銅メダルにも賞金を拡大していく。オンラインで会見したWAのセバスチャン・コー会長は「選手たちが五輪で活躍するための力になり、陸上界、スポーツ界にとっても重要な役割を果たすだろう」と語った。(共同)