【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は18日、ファイザーが開発したRSウイルスワクチンの承認を支持する意見をまとめた。妊娠24〜36週の妊婦に1回注射し、抗体を母体から胎児に渡すことで出生後の肺炎や細気管支炎を防ぐ。FDAが承認を最終判断する。日本では承認申請中。

 RSウイルスは2歳までにほぼ全員が感染し、生後6カ月までは重症化の危険性が高い。日本では1歳以下の乳幼児が推定で年12〜14万人、このウイルスの感染症と診断され、患者の4人に1人は入院が必要になる。

ウイルスはA型とB型の2種類があり、製品は両方に対応する。