ロシアのムラシコ保健相は27日、モスクワ郊外のコンサートホールで22日に起きた銃乱射テロで入院していた負傷者1人が新たに死亡したと明らかにした。タス通信が伝えた。死者は140人になった。

 ボルトニコフ連邦保安局(FSB)長官は26日、起訴された実行犯らの証言でウクライナの関与は「確認されている」と述べた。プーチン大統領は西アフリカのニジェールやマリの政権トップと相次いで電話会談し、テロ対策強化を協議した。

 テロでは過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したが、プーチン氏はウクライナが関与した可能性を繰り返し指摘している。(共同)