大阪で育った明るいヒロインが、人気歌手として成長し波乱万丈な人生を生きる連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。2月6日放送の第88回では、羽鳥の妻・麻里が1人で育児をするスズ子を支えるためにとった行動が反響を呼んだ。

再び歌うことを決め、作曲家・羽鳥(草彅剛)の自宅を訪ね新曲の制作を頼んだスズ子(趣里)。羽鳥はスズ子からの初めての依頼に驚くが、一方で妻の麻里(市川実和子)は、一人の子育てに疲れているのではないかとスズ子を案じる。

その矢先、深夜に娘の愛子が熱を出す。病ではなく安堵するスズ子のもとに、連絡を受けた麻里が駆けつけ、1日愛子の面倒を見ることに。麻里のおかげで久しぶりに休息を取れたスズ子は、羽鳥の新曲を心待ちにするのだった。

今回の放送では、麻里が「明日お邪魔していいかしら? あなた、少し休んだ方がいいわ」と愛子の面倒や家事を引き受けるシーンが描かれた。さらに、台所に立つ麻里の後ろ姿を目にし、スズ子が亡くなった母・ツヤ(水川あさみ)を思い出すシーンも。

1人で子育てをするスズ子を案じ、支えようとする麻里の姿に、SNS上では「麻里さんの安心感」「麻里さんのやさしさが溢れて途中から涙が止まらなかったよ」「麻里さん、ありがとう」「麻里さん・・・神・・・」など感動の声が相次いでいた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。2月7日放送の第89回では、スズ子と孫・愛子に会うため、父の梅吉(柳葉敏郎)が香川からやってくる。

文/つちだ四郎