のちに日本史上初の女性弁護士となるヒロインの波瀾万丈な人生を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第9回(4月11日放送)では、寅子が傍聴した裁判について女子部の面々で議論する。

ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)は、女子部の教授をつとめる穂高(小林薫)に傍聴した裁判について尋ねる。すると穂高から女子部の学生たちで議論してみるよう促され、寅子は、涼子(桜井ユキ)や梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)らと、暴力を振るう夫からなんとかして着物を取り返す方法を懸命に考える。

そして、普段は同級生と交わろうとしないよね(土居志央梨)も、寅子と同じように憤りを感じており、今回ばかりは一緒に頭を悩ませていた。そして、裁判の結果が気になる寅子たち女子部の面々は判決を見届けるため、課外授業として裁判所に向かい・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。