春らしいかわいいワンピースが悲劇を生んだ?

 ワンピースを着た妻に起きたハプニングについて描いたマンガ「春ワンピで歯医者に行った話」が、Instagramで2900以上のいいねを集めて話題となっています。

 春らしい、かわいいワンピースを着て出かけた妻。「夫も惚れ直すかもしれないな」と思っていると、突然、夫が背後から腰に手を回してきました。驚きながらも照れる妻でしたが、思わぬハプニングに気付き……。読者からは、「私もやってしまったことがあります!」「声を出して笑いました」「スカートを履くものの宿命です」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのはInstagramでマンガを発表している、イラストレーターの齊藤詠さんです。齊藤詠さんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー突然、旦那様が腰に手を回してきたとき、どう思われましたか?

 夫はシャイな性格で、普段自分から手をつないでくるようなこともないので、今回の不意な行動にはドキッとしました。

ーーこのあと、夜は眠れましたか?

 布団に入ったときは悶々(もんもん)といましたが、気付くと5分くらいで寝ていましたね。

ーー普段から、旦那様と出かけるときは、スカートなどの服装が多いのでしょうか?

 中身がおじさん気質であることをバレないようにするため、普段からパンツやデニムなどは履かず、なるべく女性らしい格好をするように心がけています。

ーーこの作品の制作には、どのくらいの時間がかかりましたか? また、描くときにこだわったポイントはありますか?

 タブレットを車に持ち込んで移動時間に少しずつ進め、2時間ほどで描きました。なかなかまとまった時間がとれない状況なのですが、いまはデジタルで場所を問わず描けるのがありがたいですね。

 ポイントは、ほっこりするような、昔からあるイラストのテイストで描いていることです。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「私にも同じような経験があったよ」「旦那さん、こうなることが分かっていて付き添ったのかな?」などのコメントをいただきました。私の普段のポンコツぶりをフォロワーさんたちは熟知しているので、夫が私を守ってくれていることが「ファンとしてほっこりするし、安心するよ」といっていただけましたね。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 いつまでも飽きることなく、「好きな人」として夫に恋をし続けていたいと思っています。ただ、たまに夫の存在が当たり前になってしまい、ついその優しさに甘えて贅沢をいってしまうことがあります。マンガに描くことで、夫がどれだけ気遣いと優しさを私に向けてくれているかを再認識できるので、いわば私の公開日記帳みたいなものですね。