2023年の岩手県議会議員選挙で当選した自民党の高橋康介議員陣営の選挙運動員が、別の運動員に現金を渡した罪で盛岡区検察庁が略式起訴していたことがわかりました。

3月26日付けで公職選挙法違反で略式起訴されたのは、自民党・高橋康介県議の60代の女性選挙運動員です。

起訴状によりますと、この女性選挙運動員は2023年9月の県議選の際、別の選挙運動員3人に対し高橋県議への投票を呼びかけた報酬として、合わせて16万8000円の現金を渡したとされています。

盛岡簡易裁判所は4月4日、この女性選挙運動員に罰金50万円の略式命令を下しています。

一方、現金を受け取った疑いでともに書類送検されていた3人の女性選挙運動員は、3月26日に盛岡地検が不起訴処分としています。

選挙運動員の略式命令を受け高橋康介事務所は、「深くお詫び致します。公選法の勉強会を開催するなど、コンプライアンスの徹底に努めます」とコメントしています。