北区男女共同参画推進ネットワーク設立30周年を記念したイベント「2024ねっとわーくまつり」が4月20日・21日の2日間、北とぴあ(北区王子1)で開催される。イベントのテーマは「一人一人がそれぞれの能力を生かし合い、共に生きる社会をつくるために」。(赤羽経済新聞)

 20日はお茶の水女子大名誉教授の戒能民江さんが「女性の意思の尊重〜女性支援新法と刑法性暴力の再改正の意義〜」と題して講演。戒能さんは、新法成立と改正に尽力したことから、その背景や意義を分かりやすく解説する。

 21日は映画「1%の風景」の上映会とトークイベントを行う。同作品は助産所や自宅での出産を決めた4人の女性と、彼女たちをサポートする助産師の姿を捉えたドキュメンタリー。上映後のトークイベントでは、北区西が丘にあるみづき助産院の神谷聖子さんと静岡大学教授の白井千晶さんが登壇する。神谷さんは映画に出演もしている。

 他にも展示、販売や体験、会員有志による活動紹介やステージ発表、北区社会福祉協議会によるフードドライブも行われる。

 同会代表の大塚麻子さんは「30周年まで続けてこられたのは、多くの方々の協力のおかげ。たくさんの人にイベントを楽しんでもらうことで、互いに助け合い、自分らしく生きられる社会、まさに『共に生きる社会』を共に目指すきっかけになれば」と話す。

 開催時間は、20日=13時30分〜16時30分、21日=10時〜16時。入場無料(上映会は有料)。講演会と上映会は予約制。