イギリスの伝統的な焼き菓子を提供するカフェ「Leads Cafe(リーズカフェ)」(彦根市後三条)がオープンして、4月10日で2カ月がたつ。(彦根経済新聞)

 小笠原さんが焼いた菓子が並ぶ=Leads Cafe(リーズカフェ)

 スコーンやキャロットケーキなどの焼き菓子をメインに、紅茶、コーヒーを提供する同店。メニューはテイクアウトもできる。店主は小笠原帆乃夏さん。旅行でイギリスを訪れた際に食べた「アフタヌーンティー」に癒され、帰国後にスコーン作りを始めたのをきっかけに、「イギリスの伝統菓子を楽しんでほしい」と思うようになった。彦根のシェアキッチンで菓子を作り、マルシェなどで販売していたが、「もっと多くの人に自分が作った菓子を食べてほしいという思いが強くなり出店を決意した」と話す。

 店内には小笠原さんが旅先で撮ったイギリスの写真や、コレクションしてきたイギリス雑貨などを飾り、カウンターにはスコーンやケーキなどの焼き菓子を並べる。店舗面積は約10坪で、テーブル席3席を設ける。

 小笠原さんは「イギリスのスコーンはあまり甘みがなく素朴な味だが、食感を工夫したり、ジャムなどを付けなくても素材を楽しめるよう工夫したりしている」と話す。コーヒーは自家焙煎(ばいせん)し、紅茶はイギリスの家庭でよく飲まれているという「ヨークシャーティー」を扱う。「飲み物は菓子の素朴な味に合うよう、すっきりしたものをセレクトし、作る菓子はイギリスの伝統的な味から逸脱しないように心がけている」とも。

 メニューは、スコーンにクロテッドクリーム、ジャムとドリンクが付く「クリームティー」(1,200円〜)、「レモンドリズルケーキ」(テイクアウト=500円)、「ビクトリアサンドイッチケーキ」(同=700円)、「キャロットケーキ」(同=600円)、「バナナトフィーケーキ」(同=650円)、「チェダーチーズスコーン」(同=400円)、「チョコレートスコーン」(同=400円)、「ゴールデンシロップとクルミのケーキ」(同=450円)、「紅茶のスコーン」(同=350円)、「カフェオレ」「紅茶」「コーヒー」を用意する。セットメニュー以外はテイクアウトでき、イートインの場合は50円追加。

 小笠原さんは「普段着で立ち寄ってもらえるようなカフェにしたい。気軽にお越しいただければ」と呼びかける。

 営業時間は12時〜18時。木曜・金曜定休。