熊谷ご当地ソフト「そばはちみつ&熊谷銘菓五家宝添え」が5月7日、武州養蜂園宮町店(熊谷市宮町、TEL 048-525-1460)のソフトクリームメニューに仲間入りした。(熊谷経済新聞)

 熊谷ご当地ソフト(左から)堀内製菓の堀内さん、武州養蜂園宮町店スタッフ、武州養蜂園の冨田研究室長

 蜂蜜やローヤルゼリー、プロポリスなどの蜂産品を製造販売する「武州養蜂園」と、1887(明治20)年創業の五家宝専門店「堀内製菓」(熊谷市本町)が製造した「五家宝」とのコラボメニュー。

 熊谷ご当地ソフトは、「武州養蜂園」の「はちみつソフトクリーム」に「きな粉」をたっぷりかけ、上から「そば蜂蜜」を垂らして、「堀内製菓」の五家宝を添える。価格は700円。先月末、武州養蜂園が堀内製菓へコラボ企画を提案し試行を重ねて商品化した。

 以前から販売している「はちみつソフトクリーム」は、アルゼンチン産のクローバー蜂蜜をミルクソフトに混ぜ込んだ商品。蜂蜜とミルクの香りと味、「ふんわり」「もこもこ」のフォームが特徴で、子どもから大人まで幅広い年代に人気を集めている。宮町店では現在、基本の「はちみつソフトクリーム」の他、コーヒー系の「アフォガード」、ナッツ系の「はちみつナッツサンデー」を販売している。

 「武州養蜂園」研究開発室の冨田雅弘室長は「店でそば蜂蜜を試飲してもらうと、『黒糖みたい』という声が度々聞かれ、興味を持ってもらえていると分かった。きな粉との相性はぴったりだが、熊谷ならではのご当地メニューとして、『五家宝』との組み合わせを堀内さんに提案したところ、快諾いただき、気温が上がり始めるこの時期に合わせて、急ピッチで開発を進めた」と振り返る。堀内製菓の五家宝は、「きな粉をたっぷり。その日の分だけ、作りたてで用意する」のが特徴。店主の堀内伸浩さんは「まず、はちみつソフトクリームがおいしい。そば蜂蜜と五家宝ときな粉が本当によく合う」と笑顔を見せる。

 冨田室長によると、武州養蜂園では以前から、客やスタッフの意見を取り入れながらソフトクリームのバリエーションを研究・開発しているという。「現在ソフトクリームの販売は久保島店、宮町店、宮城県仙台市にある愛宕橋店の3カ所だが、当社の販売店は各地にある。それぞれのご当地ソフトを展開できたら」と意欲を見せる。

 営業時間は9時〜18時。ソフトクリーム販売は17時まで(土曜は16時まで)。日曜、祝日定休。