「前橋みなみモール」(前橋市新堀町)で実施中の無人電動ミニバス「Magicar(マジカー)」に乗れる。(高崎前橋経済新聞)

 Magicarの運転席

 自動運転による街づくりを推進する「日本モビリティ」(前橋市荒牧4)と電気自動車の製造販売を手がける「シンクトゥギャザー」(桐生市)が共同開発した無人電動バス。令和5年度デジタルイノベーション加速化補助金(群馬県)対象。日本モビリティは群馬大学のベンチャー。

 Magicarは自動運転レベル4(=完全自動運転)に対応した車両で、4月9日から前橋みなみモールの外周道路を使い公道での実証実験を行っている。一般人を乗せての実証実験は今回が初。

 車両は全長3820mm、全幅1800mm、全高2630mm、車重1730kg。最高速度は時速19km/時、定員は10人。ハンドル・アクセルペダル・ブレーキペダルなし。当日は保守員としてドライバーが乗車する。1周約10分、1回4人。9日〜11日の3日間で54人が参加した。

 残る16日・17日の参加者を募集している。運行時間は各日10時〜、10時30分〜、11時〜、13時30分〜、14時〜、14時30分〜、15時〜の7回。参加定員は各回4人で電話(050-3131-1080)による事前予約が必要。予約は乗車の前日まで。

 日本モビリティの担当者は「群馬発のレベル4車両をぜひ体験し、感想や意見を聞かせてほしい(アンケート)。当日でも空きがあれば対応する」と呼びかけている。