石川県の馳浩知事は、8日から2日間の日程で総理官邸や中央省庁を訪れ、能登半島地震からの早期復旧に向けた支援の拡充を求めました。

8日午後、坂本哲志農林水産大臣と面会した馳知事は、海底の隆起で漁船が出せない漁業関係者への伴走支援のほか、農業用施設の復旧には今後の災害に備えた強靭化のため長期的な補助を求めました。

馳浩知事「離職されては困るし、いつか再開したときにできるというための雇用対策をお願いしたい」
坂本農林水産大臣「これまでの農林水産業に加え、今後のあり方を含めしっかりと支援していきたい」

このあと経済産業省では、国の「なりわい再建支援補助金」について、支給対象を「大規模半壊」に加え「半壊」にも拡充させるよう要望しました。

馳知事は、県が5月末をめどに取りまとめを目指す復興プランの策定に向け4月中にも再度総理官邸を訪れ、岸田総理に助言を求める考えを示しました。