金沢市内の旅館で懐石料理を食べた男女7人が、おう吐や下痢など食中毒の症状を訴え、市は旅館の飲食部門を9日から3日間の営業停止処分としました。

食中毒が発生したのは金沢市深谷町の旅館「元湯石屋」です。

金沢市衛生指導課によりますと、4日元湯石屋に宿泊し夕食として能登牛のステーキや治部煮などの和風懐石料理を食べた2グループ男女4人が、おう吐や下痢などの症状を訴え、病院に運ばれました。

その後の聞き取りで、同じ料理を食べたほかの宿泊客3人にも同様の症状が出ていたことが分かりました。

10代から70代の男女7人のうち3人は入院しましたが、退院し全員が回復に向かっているということです。

金沢市は、患者に共通する食事が元湯石屋で提供されたもの以外にないことなどから、この旅館で食中毒が発生したと断定し、9日から3日間飲食部門の営業停止を命じました。

食中毒の原因については調査中です。