伊那市西町の商工関係者らでつくる「ルネッサンス西町の会」(向山等会長)は6日、伊那谷の蔵元が手掛けた新酒の飲み比べが楽しめる「伊那谷新酒祭り」を西町の春日城址公園で開いた。市内外から新酒を楽しみに多くの人が訪れ、穏やかな春の陽気の中で郷土の銘酒を味わった。

 祭りは今回で18回目。伊那谷の酒造会社でつくる「伊那谷のお酒を考える会」から12社が出店し、この冬丹精込めて醸し上げた日本酒や地ビール、ウイスキー、シードルを振る舞った。

 来場者はグラスとセットになったチケットを購入。各ブースで蔵元自慢の新酒をついでもらい、家族や友人と共に飲み比べを楽しんだ。市内から参加した久田拓弥さん(29)は「地域のお酒を外で飲めるのは気持ちがいい」と話していた。

 向山会長は「地域のお酒を飲んでもらい、皆さんに楽しい時間を過ごしてもらいたい」と願っていた。