長崎県五島市の鬼岳では、2日、春の風物詩・山焼きが3年ぶりに行われました。
山焼きに備え、消防団員だけで100人が参加しました。
長崎県五島市のシンボル・鬼岳では、草原の景観を保つため、3年に一度、山焼きが行われます。
野口 市太郎 五島市長:「新しい宿泊施設もできていますけど、そこからの風景も、この野焼きの風景というのは、かなりいい状況ではないか」
午後6時。ふもとの枯草に一斉に点火すると、炎が音を立てて燃え上がります。
炎は、標高315mの鬼岳山頂に向かって燃え上がり、およそ1時間半で71ヘクタールの草原を焼き尽くしました。
山を覆いつくした春の炎は、ふもとからもはっきり見えました。
鬼岳にはやがて新緑が芽吹き、緑の山になります。