長崎観光のこれからについて考える市民参加型のセミナーが27日長崎市で開かれ、鈴木市長も登壇し、今後の観光戦略などについて語りました。

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長崎国際観光コンベンション協会が開いたセミナーには市民らおよそ80人が参加。前半では、鈴木市長が今後の長崎観光に必要な取り組みについて語りました。

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鈴木史朗長崎市長:
「インバウンドの旅行消費額1人分っていうのはですね、定住人口(1人)の年間消費額の8分の1。つまり、インバウンドの旅行者8人集めれば、定住人口1人の減少を補うことができる」

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また課題として同じ被爆地である広島市と比べ、長崎市は欧米などからの観光客が大幅に少ないことを挙げ、広島市と連携して相互送客に取り組むと述べました。

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ミナーに参加した宿泊事業者:
「インバウンドの対策っていうのがやはり重要になってくるのかなと。客船でお泊り頂く方が多くなって、実際、ホテルで泊まって頂けないという部分も多いので、食事などの仕組みをもう少し(検討したい)」

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セミナーの後半は、宿泊や飲食、工芸などを営む長崎市内の事業者が登壇。

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観光にもサステナビリティが求められる中、ホテルのアメニティを廃止した例や、インバウンド向けの定食の準備を進めるなどそれぞれの取り組みを紹介し、今後の長崎観光を盛り上げるヒントを共有しました。