ことし2月に開かれた全国の職人が技術を競う「技能グランプリ」で、長崎県代表の2人が銀賞をダブル受賞しました。長崎県勢の銀賞受賞は22年ぶりの快挙です。

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南部洋服店 4代目 南部光伸さん:
「襟のカーブに沿って、ストライプの線もきれいに入っているということと、全体的なシルエットのラインが非常にきれいと評価されました」

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技能グランプリ銀賞を受賞したのは紳士服製作部門の南部光伸さんと婦人服製作部門の馬場明子さんです。

技能グランプリ銀賞 紳士服製作部門の南部光伸さん
技能グランプリ銀賞 婦人服製作部門の馬場明子さん

今回で32回目となる技能グランプリは、2年に1度開かれる大会で、熟練の職人が服の製作や日本料理など30種目で日本一を競います。

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南部光伸さんは創業112年となる長崎市の老舗紳士服店の4代目で、12年前の大会に出場して以来の再挑戦です。

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南部洋服店4代目 南部光伸さん:
「(前回)本当に悔しい思いをしてて、今回臨んで銀賞を獲れたということで、よかった。目標は次回の技能グランプリで1位です」

第32回技能グランプリ(2024年2月 北九州市)馬場明子さん提供

時津町で洋裁教室を営む馬場明子さんは6回目の出場となる今回を最後と決め、年明けから23着を縫いあげ練習を重ねました。

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洋裁教室「結衣工房」馬場明子さん:
「今回はとにかく完璧な物を作ろうと。何も省かないで完璧にやっていこうという結果がちゃんと出たのではないか」

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県によりますと、技能グランプリでの銀賞受賞は県勢では22年ぶりで、2人が同時に受賞するのは初めてだということです。