デビュー5年目の斎藤新騎手がオークス(3歳牝・GI・芝2400m)でドゥーラ(牝3、栗東・高橋康之厩舎)とコンビを組み、クラシックに初参戦する。

 斎藤騎手は19年に安田隆行厩舎からデビュー。同期には岩田望来騎手や菅原明良騎手、団野大成騎手がいる。1年目に中央と地方を合わせて44勝を挙げて、JRA賞の最多勝利新人騎手を受賞すると、2年目にはCBC賞をラブカンプーで制し、同期一番乗りとなる重賞初制覇を果たした。ただ、JRAのGIには過去7回騎乗して6着が最高。クラシックは今回が初参戦となる。

 ドゥーラとは昨夏のデビューからコンビを組み、札幌2歳Sで重賞初制覇を果たした。しかし、続く阪神JFで6着に敗れ、チューリップ賞と桜花賞では戸崎圭太騎手へ乗り替わりに。悔しさを味わっただけに、再タッグに期するものがあるだろう。

 この春は団野騎手が高松宮記念をファストフォースで制し、同期で最初のGIジョッキーとなった。負けじと奮起し、波乱の主役となりたい。