重賞3勝のボッケリーニ(牡8、栗東・池江泰寿厩舎)が、日経賞(4歳上・GII・芝2500m)で19年ぶりの8歳馬Vに挑む。

 ボッケリーニは父キングカメハメハ、母ポップコーンジャズ、母の父ダンスインザダークの血統。15年の宝塚記念と天皇賞(秋)を制したラブリーデイの全弟である。ここまで29戦7勝。4歳時に中日新聞杯で重賞初制覇。さらには6歳時に目黒記念、7歳時には鳴尾記念を制している。昨秋以降は京都大賞典、チャレンジC、AJCCと3戦連続でタイム差なしの2着と、元気な走りを続けている。

 日経賞は2年連続タイトルホルダーの2着になったレース。8歳以上の馬の勝利となれば、05年のユキノサンロイヤル以来で19年ぶりとなる。高松宮記念の有力候補と目されるママコチャと同じ、池江厩舎×金子真人オーナーのタッグ。願わくは久々の勝利を手にして、僚馬を後押ししたい。