22年の高松宮記念を最後に長期休養しているクリノガウディー(牡8、栗東・藤沢則雄厩舎)が、7日(日)の中山11R・京葉ステークス(4歳上・L・ダ1200m)で復帰する。

 同馬は父スクリーンヒーロー、母クリノビリオネア、母の父ディアブロの血統。デビューから短距離〜マイルを中心に出走を続け、18年の朝日杯FSで2着に入るなど、重賞でたびたび見せ場をつくってきた。20年の高松宮記念では、15番人気の伏兵評価を覆して1位入線。しかし、斜行によって降着となり、各所では“幻のGI馬”などといわれた。

 その後も活躍を続け、21年には鞍馬S、安土城Sを制して、セントウルSでも3着に好走。だが、22年の高松宮記念を最後に出走がなく、気づけば約2年が経った。今年の高松宮記念で復帰するプランもあったが、賞金が足りずに除外。今回は仕切り直しのレースとなる。

 ファンが心待ちにした復帰戦。今回は21年の名鉄杯以来となるダート挑戦で、60kgの斤量も楽ではないが、ファンがあっと驚く大激走を見せてくれるだろうか。