転厩初戦で一変なるか。14年桜花賞馬のハープスターを母に持つライラスター(セ5、美浦・森一誠厩舎)が、日曜中山9Rの利根川特別(4歳上・2勝クラス・ダ1800m)で3勝目を狙う。

 ライラスターは父ロードカナロア、母ハープスター、母の父ディープインパクトの血統。母は14年の桜花賞の勝ち馬。凱旋門賞では6着に敗れたが、4歳春までの短い現役生活で重賞4勝を挙げた。また、曾祖母のベガは93年の桜花賞とオークスの覇者。したがってアドマイヤベガやアドマイヤドン、アドマイヤボスなどと同じ一族となる。

 ここまで13戦2勝。一昨年11月に初ダートで1勝クラスを突破。しかし、昇級後はダートで3戦、芝で2戦して4着、4着、4着、6着、4着とワンパンチ足りないレースが続いている。低迷から脱却すべく、今回はダ1800mへの初チャレンジ。そして3月に開業した森一誠厩舎への転厩初戦となる。先週2勝を挙げた新進気鋭ステーブル。その勢いも味方に1年5カ月ぶりの勝利を手にしてみせる。