13日、北海道新冠町のノースヒルズで開場40周年記念式典が行われた。あいにくの雨模様となったが、同牧場にゆかりのある調教師、騎手、馬主ほか生産者ら約500人が参加し同牧場の発展を祝った。

 ノースヒルズは、1984年4月にマエコウファームとして繁殖牝馬3頭、5人のスタッフによって、その歴史をスタートさせたという。前田幸治代表取締役会長が理念として掲げる「チャレンジング・スピリット」の下、これまでキズナ、ワンアンドオンリー、コントレイルと3頭のダービー馬はじめ数えきれないほどの活躍馬を国内外に送り出してきた。

 前田会長は、そのあいさつの中で牧場の歴史を振り返りながら御礼の言葉を重ね、三元育成を行っている新冠町、日高町、そして鳥取県の伯耆町に対して、感謝の意を表してそれぞれ1000万円ずつの寄付金を贈った。

 その後、新冠本場にて同牧場が繋養する繁殖牝馬、当歳馬をお披露目したのち車で30分ほどの中期育成牧場ノースヒルズ清畠で育成中の1歳馬を紹介した。