コントレイル像の前に立つ武豊(左)と前田幸治ノースヒルズ代表取締役会長
コントレイル像の前に立つ武豊(左)と前田幸治ノースヒルズ代表取締役会長

 コントレイルやキズナなど数々の名馬を輩出しているノースヒルズの開場40周年記念式典が13日、関係者約500人が参列する盛大な祝賀ムードの中、北海道・新冠町のノースヒルズ新冠本場で行われた。

 オープニングスピーチでは前田幸治代表が「最初は原野でしたが、よしやるぞという思いで、日本一美しい牧場を目指してやってきました」と感慨深そうに挨拶した。また、2013年キズナでのダービー初制覇にも触れ「人には泣いていないと話していましたが、涙は出ていました。翌年のワンアンドオンリー、20年のコントレイルでも勝たせていただきましたが、ダービーは何度取ってもいいですね」。最後は「馬はいいお母さん、いい種馬、いい草、いいスタッフです。みんな目を輝かせながら仕事をしてくれています」と感謝を述べた。

 キズナの主戦を務めた武豊は「デビューした頃からずっと応援してもらっているし、一緒にたくさん大きなレースを勝ってきたチーム。思い入れの大きい牧場です」。3冠馬コントレイルを管理した矢作調教師も「スタッフみんながここまで一緒の方向を向いている点がすごい。見習うべきところばかりです」と最敬礼していた。

 また、式典では寄付金の贈呈式も行われ、北海道の新冠町と日高町、鳥取県の伯耆町にそれぞれ1000万円が贈られた。

著者:東スポ競馬編集部