Global‐e Japan(グローバルイー・ジャパン)は、2021年6月からD2C越境EC向けサービス「Global‐e」を国内向けに提供している。グローバルでは「マークジェイコブス」「ジバンシー」「アディダス」など1000社超の大手企業に採用されている。日本でも、ほぼ日など有力企業への導入が進んでいる。

「Global‐e」を導入したECサイトでは、①100種以上の通貨での決済に対応 ②世界で流通する150以上の決済方法に対応 ③関税・税金込みの価格で事前決済――を実現できる。Global‐eが導入企業に代わって商品やサービスに関する顧客からの支払い処理に対応する「マーチャント・オブ・レコード(MoR)」となることで、通貨・決済対応や関税・税金の支払いを担う。

「海外のお客さまが、すごく良いお買い物をしたと思っても、商品が到着するまでトータルでいくらかかるか分からないと満足していただけない。先進国や内税の文化の国では、関税や税金が決済時に払えないことはあり得ないという感覚すらある」(VP Sales 神吉真由氏)と話す。

国内の購入代行サービスなどとの違いとして、海外顧客が途中で別サイトに遷移することなく、ブランドサイトで購入手続きまで進むことができる。導入企業は顧客情報を取得でき、販売後も直接コンタクトを取ることが可能になる。

導入企業からは、「Global‐e」経由の決済額に応じたサービス手数料を徴収する。

「Shopify」導入企業向けにはアプリを提供しており、手軽に「Global‐e」を導入できる。「ecbeing」とも連携しているため、導入しやすい環境となっている。

それ以外のシステムを採用している企業でもAPI連携などを行い、導入は可能だ。



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