データマーケティング事業を展開するLegolissと、ECサイト専用マーケティングオートメーションツールを展開するシナブルはこのほど、2022年3月より開始した業務提携のさらなる強化を行うと発表した。eコマース支援領域での協業を強化し、デジタルマーケティングの推進を通じたデジタルトランスフォーメーションを加速する。

Legolissは、顧客データを中心にしたデータ活用支援、システム導入において国内トップクラスの実績とナレッジを有し、「企業のデータ活用の原動力となる」支援事業を展開している。

このほど、2022年3月より開始した、ECサイト専用マーケティングオートメーションツール「EC Intelligence」を展開するシナブルとの業務提携を強化した。

Legolissとシナブルは、LegolissのCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)構築とシナブルのMA/CRM「EC Intelligence」の連携という、顧客データ管理の領域での連携により、消費者行動をより幅広く捉え、データ活用によるデジタルマーケティングの推進を支援してきた。

このたび「EC Intelligence」の機能拡充により、広告配信連携機能が新たに加わり、従来のMA/CRMツールとしての顧客体験向上はもちろん、より効率的な広告配信と新規顧客開拓の実現が可能となった。加えてLegolissは、コマース支援事業体制を強化し、「EC Intelligence」のカスタマーサクセス対応、および広告運用支援の提供についても連携していく。

本連携強化に伴い両社は、企業のデータ利活用によるデジタルマーケティングの推進を通じたデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、顧客体験価値のさらなる向上を実現するとしている。

シナブル 代表取締役 小林裕紀氏は、「『EC Intelligence』は、少人数で多くのマーケティング施策を行うのに適したツールです。単一機能を持ったEC関連ツールは数多くありますが、それらをオールインワンで対応できる強みを持っています。国内唯一、EC通販に特化したMA/CRMツールであり、ROAS 2000%超えの実績を誇り、導入実績は、日本・海外で120以上になります。運営現場の業務効率化もできる機能を随時開発しており、今回の広告配信連携機能もお客様からの声を活かしてリリースしました。この度Legolissとの連携で、EC通販の皆様の広告配信最適化まで一気通貫でデータを活用いただけます」と述べた。

Legoliss 代表取締役 澤崎真樹氏は、「DtoC(Direct to Consumer)ビジネスモデルは、パンデミックを経てEC市場のさらなる拡大・発展により需要がますます伸びています。DtoCを取り入れるとメーカーとエンドユーザーとの関わりが増え、メーカーが直接ファンを醸成できます。LegolissはもともとCDP(Customer Data Platform)の構築や運用、データ活用コンサルティングを通じて企業の皆様がどのようにエンドユーザーとの接点を可視化するかを支援してまいりました。この度、300サイト以上のEC構築の知見を保有するシナブルとのパートナーシップにより、EC通販事業にも寄り添い、効率的で最適なマーケティングのご支援を目指します。これにより、協業の範囲は以前にも増して広がり、両社は顧客企業のデジタルマーケティング戦略における全方位的なサポートを実現します。今後もLegolissとシナブルは、顧客企業の持続的な成長を促進するための協業を強化してまいります」とコメントした。