1月2日(火)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you 新春スペシャル」(ニッポン放送・12:00〜13:30)が放送。

ゲストはニッポン放送ショウアップナイター解説者・野村弘樹と、野球解説者で日本プロ野球名球会理事・宮本慎也。2人は所属チームを日本一に導いたレジェンドプレーヤーであり、PL学園高校卒業生(野村が1学年上の先輩)でもある。ニッポン放送ショウアップナイターの実況アナウンサー・松本秀夫も加わって、新春野球トークを繰り広げた。

2人が語ったのは、今だから話せるPL学園1年時の壮絶な思い出。

野村:僕、4月に入学した時には体重が76kgだったんですけど、8月までに16kg落ちたんですよ。

青木:えっ?練習でじゃなくって?メンタルやられてしまってですね…。

野村:メンタルをやられながら練習やっているんですよ。青木さん、聞いて。普通、高校に行ったら、球が速くなる、打球が飛ぶようになる、足も速くなるでしょ?違います。みんな、球が遅くなる、打球が飛ばなくなる、足が遅くなる。いわゆる衰弱した状態に。

青木:せっかく強豪校に入ったのに。

野村:だから、1年生の頃に桑田真澄さん、清原和博さんがあれだけ活躍されたのはすごい。

青木:2年生になって取り戻すの大変じゃないですか?

野村:勝手に戻ります。2年生になると、自分の食べたいものも食べられるんですよ。だから、朝ごはんが足りなかったらハンバーグを焼いたりとか。

青木:1年生は食べられないんですか?

宮本:食べられるんですよ。食べられるんですけど、余分なものは食べられない。お菓子とか。ご飯は先に食べろと言われます。

野村:起床前に食べないといけないんですよ、1年生は。

青木:先輩が起きてくる前にですか?

宮本:夜ごはんも、できたら先輩が来る前に終わらせておく。先輩のお世話をしないといけないから。

青木:朝は何時起床でしたか?

宮本:6時です。目覚まし時計は鳴らしてはいけないんです。

青木:それじゃ起きれらないじゃないですか?

野村:違う、気合で起きれるんです。

青木:体内時計で?

野村:そうです、気合です。

宮本:万が一のために目覚まし時計をセットしておく。デジタルはダメなんですよ。アナログのはアラームが鳴る前に秒針がカチッと音を立てて、それからリリリーン、って鳴るじゃないですか。そのカチッ、の瞬間に起きるんです。鳴る寸前に起きるんです。上に置いていたら間に合わないから、置くのは枕元。

青木:すごい…

松本:それを乗り越えて次があるっていうことですね。

野村:楽しかったですよ。

松本:すごいまとめ方ですね。

宮本:野球をやっていて嬉しかったことって何ですか?ってよく質問されますが、日本一になったとかWBCで世界一になったとかももちろんありますけど、僕は高校2年生になった日が一番嬉しかったです。