トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村、石川洋之社長)は17日、高級車ブランド「レクサス」の新型スポーツ多目的車(SUV)「LBX」を生産する岩手工場(岩手県金ケ崎町)で記念イベント「新型LBX〜東北と走る」を開いた。トヨタ東日本がレクサスを生産するのは初めて。岩手工場では2023年12月にレクサスの生産に乗り出しており、生産ラインの一部も報道陣に公開した。

岩手工場の第1組み立てライン

今回はラインオフ式の形ではなく、地域への感謝とともにLBXの魅力を発信する「場」とした。トークショーでは開発のマスタードライバーを担ったトヨタ自動車の豊田章男会長と、岩手県出身でレクサス開発ドライバーの佐々木雅弘氏の2人がLBXへの思いを語り合った。現在、LBXの国内販売状況は約5200台(3月末時点)になるという。

冒頭にあいさつしたトヨタ東日本の石川社長は「レクサスから学び、今後も東北の皆さんに元気と笑顔を届けていきたい」と新たな決意を述べた。


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