落語家桂南光(72)が12日放送のMBSテレビ「らくごのお時間 噺家(はなしか)八景SP」(12日午前5時=関西ローカル)で、大ネタ「らくだ」を披露する。

毎月第2日曜に放送している同番組は、23年10月に放送開始から10年を迎え、4月29日に「SkyシアターMBS」で特別公演を開催。「今1番見てほしい東西の噺家8人」が集まり、渾身(こんしん)の一作を披露した。番組では公演の模様を順次放送。第1弾として南光の「らくだ」を56分ノーカットで放送する。

南光は「私の『らくだ』はちょっと長いんですが、『渾身のらくだ』だと。これはディレクターがそう言うてるだけです。私、こんなもんじゃないと思うんですが、そこそこやと思いますんで、よろしかったら長いんですが見てください。お願いします」とアピールした。

公演は昼席で笑福亭鶴光が「竹の水仙」、柳家花緑が「中村仲蔵」、月亭方正が「茗荷宿(みょうがやど)」、桂二葉が「つる」、夜席では南光のほか、立川談春が「文七元結(ぶんしちもっとい)」、月亭八光が「住吉駕籠(かご)」、笑福亭たまが「源平盛衰記」を熱演した。来月以降、順次放送予定だ。