「ゴジラ−1・0」を手がけた山崎貴監督(59)が20日都内で、映画「陰陽師0」(佐藤嗣麻子監督、公開中)の公開記念舞台あいさつにサプライズで登場した。

舞台あいさつ終盤、主演の山崎賢人(29)が「お祝いしてくださる方がもう1人いらっしゃってます!」声を掛け、今作のメガホンを取った佐藤嗣麻子監督(60)の夫で、第96回米アカデミー賞でアジア初の視覚効果賞を受賞する快挙を遂げた山崎監督が登場。

佐藤監督は「ずっと寝てたんですけど…」と自宅にいたはずの夫の登場に、思わずその場に座り込んで驚き。山崎監督からは「信じる心」という花言葉を持つ、リューココリーネの花束が贈られた。

登壇した山崎監督は「本日は公開おめでとうございます。…以上です」と照れたが、佐藤監督から「感想言ってよ」とねだられ仕切り直し。

同じ映画の専門学校出身だったことなど、2人のなれ初めが紹介され「家ではお互いの作品のことはノータッチ。(今作は)脚本も読んでませんでした。ある日突然観させてもらって。彼女はずっと『陰陽師』をやりたいと言っていたので、本当に良かった。これをつくりたかったんだなって。やっとその想いが成就した。これまでの闘いが無駄じゃなかったんだなって。作れて良かった」と、愛妻をねぎらった。

また、主演の山崎のラストシーンを絶賛。「うまいな〜と思いました」と賛辞を贈り、山崎も恐縮していた。

夢枕獏氏のベストセラー小説「陰陽師」が原作。山崎演じる安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描く。

染谷将太(31)奈緒(29)安藤政信(48)板垣李光人(22)佐藤嗣麻子監督(60)も登壇した。