映画『ゴジラ-1.0』などで知られる山崎貴監督が20日、都内で行われた、妻の佐藤嗣麻子氏が監督を務める映画『陰陽師0』の公開記念舞台あいさつにサプライズで駆けつけた。

 家庭内で仲良く暮らすために、仕事の話は一切せず、互いの作品も基本的には見ない、見ても感想は言わない約束の2人。今作は山崎監督が「見たい」とお願いし、特別に見ることになったという。

 サプライズで駆けつけ、佐藤監督に花束を渡した山崎監督は「公開おめでとうございます」と祝福。同級生だった2人のなれそめを語り、今作について「良かったです、本当に。ずっと苦労していたのを見ていたので、これができたなら戦いも無駄じゃなかったんだなと感動しました」と佐藤監督と喜びを分かち合った。

 今作は、安倍晴明生誕1100年を記念し、夢枕獏氏『陰陽師』シリーズ(文藝春秋)を映画化。学生時代の晴明(山崎賢人※崎=たつさき)が源博雅(染谷将太)から徽子(よしこ)女王(奈緒)を襲う怪奇現象の解決を頼まれ、平安京を巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す呪術エンターテインメントとなっている。

 イベントには、山崎、染谷、奈緒、安藤政信、板垣李光人も登壇した。