<ソフトバンク3−4楽天>◇1日◇みずほペイペイドーム

鷹キラーぶりを発揮した。楽天藤井聖投手(27)が、首位ソフトバンクに対して5回69球、4安打無失点4奪三振と力投。3点リードの5回無死一、三塁では、甲斐を二飛、続く野村勇を注文どおりの遊ゴロ併殺に仕留めた。今季2勝目はお預けも「本当に粘り強く自分らしく投げられたんで良かったです」。低めに制球し続けてゲームメーク。相手の連勝を7で止める原動力になった。

首位打者の柳田も完璧に封じた。初回2死で外角低め144キロ直球で空振り三振、4回無死では外角低めスライダーで空を切らせた。「すごい打者なんで高めに浮いたら持っていかれると思った。低めに丁寧に投げたことが、いい結果になりました」とうなずいた。

昨季はソフトバンク戦4試合で2勝0敗、防御率1・32の好成績を収めた。今季初登板の4月7日同戦(楽天モバイルパーク)では5回2失点と好投し、この日も相性の良さを示した。

次回登板は8日オリックス戦(秋田)が有力。「ここで満足したら次はない。自分に厳しくって感じです」と気を引き締めた。