6日、東京ドームで防衛に成功した4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が7日、横浜市内の所属ジムで会見に臨んだ。

1回にキャリア初ダウンを喫した後、井上が計3度ダウンを奪い返し、6回1分22秒、TKO勝ちした逆転劇だった。井上とともに同日の会見に同席した所属ジムの大橋秀行会長(59)は「ある意味、歴史に残る試合だった。この井上−ネリ戦前、この何十年間の試合で史上最高の緊張する1ラウンドになると予想したら、その通りになった。今後は気をつけるようにしたい」と冗談を交えながら“反省”の態度を示した。

国内ボクシング興行では歴代4位となる4万3000人の観衆が集まった東京ドーム興行となった。試合前に当日券も含めて完売していたとし「(興行的にも)もちろん大成功。(第2弾は)対戦相手によっては全然、面白いだろうし。井上尚弥、拓真兄弟、武居由樹のそれぞれの3つの統一戦とか全然いけると思う。違うドームになるかもしれないし」と将来的な興行プランについても口にしていた。