国際サッカー連盟(FIFA)は17日、オーストリア1部リーグのザルツブルクが新方式に改編される2025年FIFAクラブワールドカップ(W杯)の出場権を獲得したと発表した。
同クラブのゼネラルマネジャーを務めるライター氏は「世界最高のクラブチームと戦うチャンスを得られたのは素晴らしいこと。大きな挑戦になる」とコメントした。
同日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)で、アーセナル(イングランド)がバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に2戦合計2−3で敗れて敗退。優勝を逃したことで、日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルの25年クラブW杯出場はなくなった。
出場枠は同一協会2チームまでという規定だが、大陸王者は制限外となる。イングランドからは過去のCLを制したチェルシーとマンチェスター・シティーの2チームが出場権を獲得していたため、アーセナルが出場するには今季のCLで優勝する必要があった。
欧州の出場枠は12チーム。過去3シーズンのCLを制したチェルシー(イングランド)レアル・マドリード(スペイン)マンチェスター・シティー(イングランド)に加え、過去4シーズンのCLの成績に基づいた欧州クラブランキング上位9チームが出場する。
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
パリ・サンジェルマン(フランス)
インテル・ミラノ(イタリア)
ポルト(ポルトガル)
ベンフィカ(ポルトガル)
ドルトムント(ドイツ)
ユベントス(イタリア)
アトレチコ・マドリード(スペイン)
ザルツブルク(オーストリア)
25年のクラブW杯は6月15日から7月13日に米国で開催され、6大陸連盟から32チームが参加。アジアからは22年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制したJ1浦和レッズなどが出場する。