国際サッカー連盟(FIFA)は17日、ザルツブルクが「Mundial de Clubes FIFA 25」(FIFAクラブワールドカップ2025)の出場権を手にしたことを発表した。


 新たなクラブワールドカップとして開催される「Mundial de Clubes FIFA」には合計32チームが参加。第1回大会は2025年6月15日から7月13日までアメリカ合衆国で開催され、出場チームは2021年から2024年の各大陸の成績で決定する。各大陸の王者とFIFAが算出するクラブランキング上位のチームに出場権が与えられ、すでに浦和レッズやアル・ヒラル、アル・アハリ、パルメイラス、フルミネンセなどの出場が決まっている。


 欧州からは12チームが参加することとなっており、過去3シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)王者であるマンチェスター・シティ、レアル・マドリード、チェルシーが出場枠を確保。さらに、過去4シーズンのCLの成績に基づいてUEFAクラブのランキング上位につけるバイエルン、パリ・サンジェルマン(PSG)、インテル、ポルト、ベンフィカ、ドルトムント、ユヴェントス、アトレティコ・マドリードの出場が決定している。


 なお、出場枠には「1カ国2チームまで」という制限が設けられているが、各大陸王者はこの制限の適用外となる。そのため、残る欧州の1枠は、日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナル、またはオーストリアの強豪ザルツブルクのどちらかに与えられることとなっていたが、すでにイングランドからは2チームの参加が確定しているため、アーセナルが出場枠を確保するためには、今シーズンのCLで優勝する必要があった。


 そんななか、17日にチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグが開催され、アーセナルは2試合合計2−3でバイエルンに敗れ、敗退が決定。これにより、今季のCL優勝チームはすでにクラブW杯出場権を獲得しているチームになることとなり、その次に出場資格のあるザルツブルクが2025年に開催されるクラブW杯に出場することが決まった。


 現時点で「Mundial de Clubes FIFA 25」への出場が確定している24クラブは以下の通り。※カッコ内は(出場枠/残り枠)


◼︎ヨーロッパ(12)

マンチェスター・シティ(イングランド)

レアル・マドリード(スペイン)

チェルシー(イングランド)

バイエルン(ドイツ)

パリ・サンジェルマン(フランス)

インテル(イタリア)

ポルト(ポルトガル)

ベンフィカ(ポルトガル)

ドルトムント(ドイツ)

ユヴェントス(イタリア)

アトレティコ・マドリード(スペイン)

ザルツブルク(オーストリア)


◼︎南米(6/残り3)

パルメイラス(ブラジル)

フラメンゴ(ブラジル)

フルミネンセ(ブラジル)


◼︎北中米カリブ(4/残り1)

モンテレイ(メキシコ)

シアトル・サウンダーズ(アメリカ)

クラブ・レオン(メキシコ)


◼︎アフリカ(4/残り2)

アル・アハリ(エジプト)

ウィダード(モロッコ)


◼︎アジア(4/残り1)

浦和レッズ(日本)

アル・ヒラル(サウジアラビア)

蔚山現代(韓国)


◼︎オセアニア(1)

オークランド・シティ(ニュージーランド)


◼︎開催国枠(残り1)

未定